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【DAW】Studio One Freeで曲初め2【初めての音出し編】

      2015/03/27

studioone12前回のインストール編に続き、今回はStudio One Freeの設定をしながら、付属のループを組み合わせて音を出してみます。DAWの基本的な概念をなんとなく感じましょう。

「新規ソング」をつくります

「新規ソングを作成」を押します。

曲名や保存場所を適当に決定します。

サンプルレートとかはとりあえずこのままで。OKを押します。

メイン画面

studioone_main1
こんな感じの画面が出ます。今回はこの2つの領域、アレンジビューとブラウザを使います。

 

音を出してみよう

 

studioone2画面右、ブラウザの下にある「サウンド」と書いてあるところを押します。そうするとブラウザの表示が切り替わります。

サウンドタブの中には、前回インストールの時に設定した「Studio One Instruments Vol 1」と「Studio One Musicloops」というフォルダができています。

Studio One Musicloopsをクリックして開き、Keys & Naturalを開きましょう。そうすると次図のようになるはずです。

studioone3

一番上の「B3_EP1 – 120bpm – a.musicloop」をダブルクリックしてみましょう。

シンプルで陰鬱な感じのサウンドが聞こえましたか? 飽きたらダブルクリックか下の四角のボタンで止めてください

他のファイルも適当にダブルクリックしてみましょう。このような感じで、予め作られたループ素材がそれなりに入っています。

まずはこれらを組み合わせて、簡単なループサウンドを作ってみましょう!

 

ループサウンドをつくる

トラックの作り方

陰鬱ですがシンプルで使いやすそうなので、この「B3_EP1 – 120bpm – a.musicloop」をドラッグしてアレンジビューに持っていきます。

studioone4このように、掴んでいる状態では位置決め用に半透明に表示されます。ここで左端、1.01.01.00の位置に落とします。

studioone5トラックが出来ました。

 

Spaceキーを押して再生してみましょう。

鳴ります。もう一度押すと止まります。鳴らない方は日本語入力モードになっているかもしれませんので確認して下さいね。よくわからない方はこちらから有償サポートを受けることもできます。

テンキーの -(マイナス) 、+(プラス) を押すと巻き戻しや先送りが出来ます。.(ドット)を押すと頭に一発で戻ります。マウスの場合は、1,2,3と打ってある目盛りのところをクリックすると、そこに再生位置が移動します。

さあ、これでトラックが出来ました!おめでとうございます!Ctrl+Sキーを押して、いつDAWがクラッシュしても良いように保存しておきましょう。DAWでの編集時は、思い出した時にCtrl+Sキーを押すクセをつけてクラッシュに備えましょう


 

Ctrl+Sをしないとどうなるか

このような哀しいツイートをしないといけない心境になります。超お気をつけ下さい。


 

ドラムトラックも作ろう!~トラックを複数作る~

トラックとは、Photoshopなどでいうレイヤーのことです。ひとつのトラックで同時に慣らすことのできる音源(この場合Musicloop)は一つだけです。つまり、複数のファイルを同時に鳴らしたい時には・・・?

studioone6studioone7

このように複数のトラックを作ることで、同時に複数の音源を鳴らすことが出来ます。

ちなみにここではDrumsからConstruction Drums1 – 115bpm.musicloopを選びました。ドラムはお好みで選んでください。

ループ再生と範囲設定

繰り返して確認したい時に毎回テンキーで巻き戻すのは大変です。お金持ちの皆様は専属のテンキー係を雇うかもしれませんが、私のような一般庶民はStudio Oneにループ再生をさせます。

studioone8 studioone9ちっこい三角を引っ張って、リピート範囲を決定します。

studioone10

このマーク(ループボタン?)をクリックして青くなっていればループ再生されます。リピート範囲の表示も青くなります。

ループ再生させながらブラウザのループを同時に鳴らす

ループ再生しながらマッチする他のループを探すことができたら気分はアゲアゲですね。ループ再生をしながらブラウザで他のループをダブルクリックすればそれが可能です。

音階のある楽器を追加するときの注意点!

ループさせながら他の音を探す時、「なんかこれは合わないな」とか「これはしっくりくるな」というものがあると思います。

ドラムは適当でよかったのですが、メロディやシンセなどになりそうなループは「合っている音のグループ」(コード)から選ぶのがセオリーです。今回最初に選んだ陰鬱君は、「A」というコードがメインになっています。ファイルを選ぶ時に最後が「~ – a.musicloop」というファイルを選んでみましょう。ぴったり雰囲気が合うはずです。

例えば、Synthsの中のChopper 1 – 125bpm – a.musicloop や、Fairymarch – 125bpm – a.musicloopなどです。他にもたくさんありますのでお好みのものをどうぞ。基本的には「A」のものが多く収録されていますが、C始まりの物などもあったりします。

ドラムトラックを作った時と同じように、今度はアレンジビューの3番目、4番目の段に入れていきましょう。段々曲っぽくなってきたのではないでしょうか。

トラックの削除

トラックを削除する方法はいくつかあります。

  1. 削除に限らず、1つ前にやったことをすぐ辞める時はCtrl+Zキーが早いです。これは、大体一歩前に戻ってくれます。連発すれば記録している限界まではどんどん戻ります。
  2. アレンジビューの削除したいトラックを選択し、Shift+Tを押す。
  3. アレンジビューの削除したいトラックを選択し、メニュー > トラック > トラックを削除 
  4. アレンジビューの削除したいトラックのヘッダー部(左の方)を右クリックし、トラックを削除

という感じで、Ctrl+ZかShift+Tが早そうです。

トラックをミュートする

ミュートとは、「一時的に音を出さないようにすること」です。不要なトラックはマシンの負荷軽減のために削除するべきですが、トラックを残しておきながら特定のトラックだけ再生してチェックしたい時などに使います。

studioone11

この「m」のボタンを押すか、または、ミュートしたいトラックを選択した状態でMキーを押します。

 

まとめ:~a.musicloopファイル複数とドラムトラックを並べてみよう

ループを並べるだけですが、「~a.musicloopというファイルを選べばハズレがない」という音楽的な知識を得たあなたは、自信を持ってループファイルを選ぶことが出来ると思います。

次回はもう少しループ素材を掘り下げながら、オリジナリティのある編集をしていきます。

 

 

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